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覚悟 [気持ち つぶやき]

リンドショウグンが亡くなったと、次男さんのFacebookで今、知りました。

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3月2日(木)お昼のショウグンさま

牧場のブログにアップされたショウグンさまの病状は、この日に教えてもらいました。
ひどく悪化した時の呼吸の様子などは、自分の息が詰まるような気持ちになりました。
その後持ち直し、浮腫んだ脚や胸前も、これでも良くなったのだと・・・

目の前に、がんばって生きているショウグンさまがいる。
痛いのか、苦しいのか・・・全然態度に出さない。
ガマンしているのかな・・・それとも本当に楽になっているのかな・・・

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3月3日(金)朝9時半頃のショウグンさま

日が当たると、浦河なりに暖かく(だって、気温一ケタなんですもの・・・)
ショウグンさまはウトウト。

この後すぐ、ショウグンさま宛の宅配便=にんじんが届きました。
すごい!!ちゃんと『渡辺牧場 リンドショウグン様』って書いてある!!
ショウグンさまのことを想い続け、見守り続けていらっしゃるファンの方が
定期的に差し入れをされている、と伺いました。

しかも、ただのニンジンじゃなくて、ショウグンさまのパワーの源になるよう、
願いを込めていらしゃることが一目でわかる品物でした。

体中が浮腫んでしまっているだけに、ガツガツ食べて誤飲してしまったり、
飲み込みづらくて詰まらせてしまったりする危険は、避けなければなりません。

でも、ショウグンさま。ニンジンが目の前に現れたらきらり眼が輝いて
もぐもぐもぐもぐ一心不乱に、あっという間に平らげてしまいました!
食べられる元気のあることが、嬉しかったです。

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3月4日(土)朝9時半頃のショウグンさま
この日は雲が多めで、時折小雪が舞っていました。

今回、ショウグンさまを撮影したのは、この3枚だけです。

一生懸命生きているショウグンさまに、カメラを向けるのが憚られたのです。
だからといって、声だけ掛けておしまい、というのも違う気がして。
ちゃんとカメラを向けつつ、でも失礼がないように・・・と考えたら
パシャパシャ撮らないことくらいしか思いつきませんでした。

そしてもうひとつ・・・
なるべく腫れが目立たないよう、キレイなショウグンさまを撮るのがいいのか
今のありのままの姿を収めるのがある種の礼儀なのか・・・
あれこれ考えました。結果・・・

「私は、毎日お世話をしている人間じゃない。今回たまたまこの時期に訪問して
今、たまたま見た事を『ショウグン、がんばっています!』なんて伝えるのは、何か違う。
病状をレポートするような記事は、そもそも書ける立場じゃないのだし。
ここでは〝いいカンジのショウグンさま〟を伝えるのでいいじゃないか」

「牧場さんが一丸となってリンドショウグンの命に向き合っているその場に
たまたま居合わすことが出来た私が書けるのは・・・
渡辺一家がどれだけ手を掛け、気を掛けて馬たちに向き合っているか・・・
取れる手だては全て試し、工夫をし、諦めないで挑んでいる姿しかない」

 * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

馬の年齢、食いの良しあし、体調で、全ての飼い葉の内容が違います。
あの広い放牧地で、草をしっかり噛めずに吐き出している馬を、的確に把握されています。
歯に原因があるとみれば、すぐに手入れをしてくださいます。

白い部分の多い馬は皮膚が弱いので、ちょっと泥が付いただけでも洗ってくださいます。
濡れタオルで拭くだけでも大丈夫そうなのに・・・
次男さんはそうした馬を全て洗い場に連れ出し、温水シャワーで洗ってくださいます。

少し歩様が悪いかな?という馬は、すぐに夫妻で確認されます。
バンテージの巻き具合を変えてみよう、といった対応を、すぐにしてくださいます。
気になる馬がいれば、ほとんど寝ずにチェックしていらっしゃいます。

見守ってくださる方がいる馬の命を預かっている責任・・・そうおっしゃいました。
牧場の仕事に携わっている方が読まれたら「当たり前」とおっしゃるかもしれません。
仕事の質からいって、そうなのかもしれないけれど・・・

でも、私には、こんなに大きくて敏感で力のある動物を・・・
いくら好きでも10頭以上も、しかもほとんどがケアを必要とする高齢馬を、
すべてに見落としがないように面倒を看るなんて、不可能です。
現実問題、キャプテンベガ一頭すら世話出来ず、お願いしているのですから。

でも、後悔したくないなら共にいなくちゃダメだと思うので
いつか必ずそばに行くと・・・行けると信じて今、生活していますが。

まだ息が出来ているのに・・・心臓は動いているのに・・・と思えば、
誰だって生かしたい、生きていて欲しいと願うでしょう。
でも、口をきけない彼らだからこそ、痛い、苦しいと言えない彼らだからこそ
こちらが察してあげなければいけない瞬間があるのだと思います。

その瞬間を、毎日毎日休みなく馬を看ている人たちが見極めたのなら、
それはきっと、馬がそうして欲しいと祈った瞬間と重なっているのだと・・・
私はそう信じています。

リンドショウグン、今回会えてよかった。ニンジン食べてくれて嬉しかった。
もう苦しくないよね。脚も重くないよね。首回りも痛くないよね。
何も気にすることなく駆け回って、先にそこにいるみんなと楽しく過ごして・・・
でもって地上のみんなを守っていてね。
コメント(2) 

コメント 2

メテの保護者です。

やんちゃぷさま
お久しぶりです。泣いてしまいました。
リンドショウグンにも。
はるみちゃんの気持ちを考えたら・・・。
私はどう死ぬかではなくて、どう生きられるかの方に重きを置いているのですが、それは綺麗事かなと思わされることがあります。
ただ、リンドショウグンが渡辺牧場という素晴らしい場所で、お別れ
できた事がせめてもの救いです。



by メテの保護者です。 (2017-03-08 14:56) 

やんちゃんぷ

メテママさま

ご無沙汰しております。
寒暖差の激しい今時期、お身体は大丈夫ですか?

リンドショウグン、お葬式をしてもらったようですね。
たくさんのお花に囲まれて・・・人の優しさに包まれて・・・
きっと今は痛みから解放されて、走り回ってますよね。

愛する馬を想えばこそ、綺麗事や都合のよい話が
浮かんできてしまうというもの・・・
生きる事に重きを置くのは当然ですよ・・・

私はただただキャプテンベガが幸せであってくれればいいと・・・
それだけです。
by やんちゃんぷ (2017-03-08 21:09) 

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